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iPad用ブラシの自作 その2

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前回自作したiPad用ブラシは刺繍糸で作ったので、筆先に腰がなく細かい部分があまり描きやすくありませんでした。

ネットで導電性の毛材を探していたら工業用ブラシを製造販売している株共伸技研さんのブラシビレッジというサイトで導電性の毛材を取り扱っていて、サンプルを無料で送っていただけるというので、事情を説明してサンプルをお願いすると、快く対応してくださいました。ありがとうございます>ご担当さま

届いたのは毛材のサンプル2種類で、サンダーロン(0.08mm)というアクリル繊維に硫化銅を結合させたものと、モノエイト(0.15mm)というナイロン66を主体としナイロン6及び導電性カーボンブラックを配合した毛材。あと、モノエイトをφ5mmの金属パイプでブラシに加工したものです。

※iPadの画面にキズがつく可能性がないとは言えないので、試される方は自己責任でお願いします。

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で、いただいた毛材で早速iPad用ブラシの自作をしてみました(下から3段目)。以前使っていたロットリングのスタイラスがφ2.4mmの金属パイプで毛材を差し込むのに丁度良かったので流用しました。ギッシリと根気よく毛材を詰めた後、やっとこで先端を潰して抜けないようにして、6mmくらいの長さにカットしています。

1段目の刺しゅう糸と比べると、ブラシの完成度がアップしていると思います。

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初代刺しゅう糸バージョンは反応は悪くありませんでしたが、腰のなく細かい作業はいまいちでした。

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サンプルで送っていただいたモノエイトのブラシで反応良く描けましたが、腰が強すぎてブラシを立てて描かないと線を描きにくかったです。でも、タップはしやすいので文字入力などには向いているかもしれません。

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今回自作したサンダーロンφ2.4mmは腰も丁度良く「なめらかな描き心地」でした!ただ、お気に入りのSTAEDTLER Mars technicoにはパイプの径が太すぎて3cmくらいしか挿入できませんでした。

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uniの芯ホルダーだと奥まで挿入できますが、樹脂部分を持つとアースが取れずに反応しません。前回エントリー参照

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持ち運びには筆先が折れないように注意が必要ですが、個人的には絵筆のように長く持って描けるこの組み合わせは結構きにいっています。

ブラシビレッジでは1個からブラシのオーダーが出来るようなので、毛材サンダーロンをφ2mmの金属パイプでブラシを作れないか相談してみようと思います。

うまくできたら、粗品用に100本くらいオーダーしようかな・・・。
iPad用ブラシの自作 その5
iPad用ブラシの自作 その4
iPad用ブラシの自作 その3
iPad用ブラシの自作

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