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Rhinocerosおすすめの理由

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2年ほど前からプロダクトデザインのお仕事にRhinocerosを使っていますが、このブログでRhinocerosお勧めしている理由をあげておきます(ちなみに私はアプリクラフトの関係者などではありません)。

3DCADにはハイエンド(500万円くらい?)ミッドレンジ(100万円~)とクラスがありますが、なかなか個人で導入できるシロモノではありません。さらに年間保守契約を結ぶとそれだけで数十万円もの経費がかかったりします。私もRhinocerosを知る前は本格的な3DCADの導入を最初からあきらめておりました。
Rhinocerosは本体だけだと18万円と低価格でありながら、ミッドレンジクラス並みのモデリング機能を備えているので、今まで低価格の3DCGソフトで苦労しながらモデリングしていた作業が実に楽になりました(私の場合はそれまでshadeを使っていたので、モデリングに関しては劇的に改善しました)。また、精度の高い3Dデータを出力してラピットプロトタイピングによる試作や金型設計への3Dデータ渡しまで可能になるので、お仕事の幅を広げることができたと思います。

ただ、レンダリングについてはプラグインのFLAMINGOを使わないとレイトレーシングができないので、金属への写り込みや透明なガラスの表現が必要ならFLAMINGOがバンドルされたものを最初から選んだほうが良いと思います。他にレンダリングできるソフトを持っているなら、そちらでレンダリングすれば良いのですが、オブジェクトの中間ファイルが非常に大きくなる場合があるので注意が必要です。
FLAMINGO1.1は操作性とレンダリングスピードに多少不満があるのですが、最近2.0がリリースされずいぶん改善されたみたいです。

Rhinocerosはサーフェースモデラーですが、閉じた形状を作ればソリッドとして扱うことができるので、ブーリアン演算や体積、重心の解析なども可能です。私の場合、ボトルなどのパッケージのモデリングで容積計算が必須になるので体積計算は良く使う機能の一つです。

あと、3Dのオブジェクトから2Dの図面が作成できるので、パース図などの線画をIllustratorに出力することもでき資料の作成に便利に使っています。テクニカルイラストレーションなど3Dのデータを最初に作成しておくと作業がはかどると思います。

それから、ノートPCでもそれなり動くので3DCADソフト用にハードを買い替えたりする必要がないのもお勧めの理由の一つです。もちろん高速なグラフィックボードを積んだ最新のPCに越したことはないんですけどね・・・。


Rhinocerosが気になったら、一度評価版を使ってみることをお勧めします。
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